f値が違う同じ被写体の写真です。
最初に撮ったもの。
この場所は公園で、水仙は遊歩道の脇に咲いていました。
人の往来が途切れないため、背景をぼかすためにf値を2.8にしました。近づけば、水仙はきっちり写ると思いました。
カメラの液晶モニターではわかりませんでしたが、パソコンでRAW現像してみると、ピントがきたところははっきりしても、少し前後するとぼんやりしています。
被写界深度が浅いのが原因です。
通行人をぼかそうとしてf値を小さくしたのですが、肝心の被写体がイメージ通りに写りませんでした。
翌日再チャレンジ。
f値を5.6にして撮ったものです。
f値2.8よりも背景がはっきりしてくるので、さらに被写体に近づくことで、相対的に背景との距離を離して撮りました。
茎を入れたスッとした姿を撮りたかったですが、水仙の花をしっかり写したかったので、こちらの方が気に入っています。
同じf値なのに、被写界深度は、被写体と背景の距離の関係で変わってしまうんですよね。
「あれ?意外とボケちゃうな」とか「こんなにf値を小さくしてるのに、きっちり写りすぎる」となって、なかなか思うようにいきません。
かなり経験を積まないと、被写界深度はコントロールできないみたいです。
この壁は厚そう。がんばろう。