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ストロボライディング講座 作品提出

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1月8日からスタートした、フォトアドバイスの「写真実践講座〜ストロボライディング」が、3月20日に終了しました。
 
初心者が約3ヵ月で、オフカメラストロボの操作方法、テーブルフォト、ポートレート、風景写真の3つのカテゴリーを学習するという、かなり内容の濃い講座でした。
 
講義動画を視聴して、自宅で学習します。
わからないことがあると、「質問コーナー」に写真を添付して投稿し、講師カメラマンから回答をもらって解決することができます。
 
練習経過の写真を、フォトアドバイスのコミュニティに投稿ができますが、仲間内でコメントし合うだけで、そこでの添削はありません。
添削を受けられるのは、質問コーナーか、講座の最後に出す「提出作品」のみです。
作品提出締切日は、3月8日(日)。
 
提出作品は、自宅に表情が気に入っている木製の人形があって、それを使った写真にしようと思っていました。
 
ところが、受講生が日々投稿する写真を見ていると、透過光や日中シンクロを使ったおしゃれな写真がどんどん出てきます。
それらを見ていると、提出作品の多くは、「ポートレート」「ボトルやグラス、水もの、料理」「風景」のカッコいい、おしゃれな写真になるだろうと感じました。
 
私がイメージしていた作品は、おしゃれとは全然方向が違うので、選択を誤ったかな?と、迷いが出てしまったのです。
 
仕事があるので、まず撮影する時間を捻出するのが厳しい上に、提出締切までの期間を考えると、早く決断をしなければなりません。
 
迷いながらも、人形を使って作品を作りたいという気持ちは消えず、一人くらい傾向の違う作品があってもいいんじゃないか?という思いもあって、初心貫徹することにしました。
 
タイトルは「不思議の森のKOBITO」。
 
演出用の小物を、100円ショップを巡って探しました。
おかげで、ダイソーとキャンドゥの使い分けを覚えました(笑)
品揃えが似ているようで違うんですよ。
 
人形を座らせる椅子はイメージしたものが見つからず、ミニ裁縫箱になっている木の箱を代用することにしました。
 
不思議感を出すのに、最初はドライアイスを使用。

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ドライアイスが作る煙は、水の粒で空気より重いので、上から下へ流れていきます。
う〜ん、何かイメージと違う……。
それに大量のドライアイスがないと、全体に煙が回りません。
 
 
次に試したのは、湯気。

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上手くすれば、ドライアイスより広範囲に出せそう。
イメージに近くなったのですが、でも違う……。
 
 
思いついたのが霧吹き。
しかし手元に霧吹きがなく、近所のスーパーに行っても置いていません。
最後の手段、Amazonで注文。
もう時間との闘いです。
このころが一番慌てていたと思います。
 

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霧吹きから出る細かな水しぶきが、一番イメージに近くなりました。
でも何かが足りません。
 
より「不思議感」を出すために、ストロボにカラーフィルターを付けてみました。
ああ、これこれ! 
私がイメージしていたのは、この世界観です。
やっと提出作品が決まりました。

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提出作品の講評は、「○」「☆」「金☆」「金☆☆」「金☆☆☆」5つのレベルがあります。
「金☆☆☆」は、プロから見て十年に一度あるかどうかの写真で、まず出ることがないそうです。
「○」は、講座の内容を理解して撮れている作品。
白星が付けば一定のクォリティを超えた写真ですが、受講生の中には金星を目標にされている方も少なくないようです。
 
事実上、ダブル金星が最高ランクといってよく、今回の提出作品の中では3人の方が獲得しました。
偶然にも3作品のジャンルが、「ポートレート」「テーブルフォト」「風景」に分かれていて、ストロボを使うことで表現の幅が広がることを、思い知らされた感じです。
どれも、ライティングの使い方や、アイデアの斬新さが素晴らしい写真でした。
 
 
私はというと……夢にも思わなかった「金星」!
えー、本当!? という感じで、すぐに実感が湧かなかったです。
 
実は、詰めの段階で一番苦労したのが、背景の演出よりも人形の顔でした。
人形の塗装が反射しやすいものだったからです。
「質問コーナー」に投稿したとき,講師から、顔にソフトボックスの四角い反射が映り込んでいることを指摘されて、初めて気がつきました。
 
反射を消すのに、ソフトボックスの前にもう一つディフューザーを置いてみたり、それでも消えず、ライトの位置を変えてみたり、トレーシングペーパーに替えてみたり、試行錯誤の末、ようやく成功。
大きなトレーシングペーパーを使ったので、面光源が大きくなったのが利いたと思われます。
トレーシングペーパーをセットするために、夜100円ショップへ突っ張り棒を買いに行ったのですが、太かったのでペーパーの芯に入らず、もっと細い棒を求めて別の100円ショップに買いに行ったことも。
とにかく、作品を作っている時期は慌ただしかったです。
 
最後は、イメージに近い水飛沫のバランスを求めて、シャッターを何度も何度も切りました。 
振り返ると、ストロボを持っていない状態から、なんとか光量を調節して撮れるようになったのが、まるで夢のようです。
最初は不安で一杯でしたが、思い切って講座に飛び込んで良かったです。
案ずるより産むが易し、やってみるものです。
ちなみに、私が使っているストロボはこれ。
Amazonより安く買えました。買ったときは年末だったせいもあって、楽天で8,500円でした。
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この記事を書いた人

2019年1月に初めてレンズ交換式カメラを購入し、写真を始めました。
コンデジでシャッターを押すしか知らなかった素人が、ゼロから写真を学ぶ日々を記録するブログです。

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