色が主題の写真

もう一つ参加しているコミュニティ（オンラインサロン）では、２週間おきにお題がでます。

最近でたのは「色が主題の写真」でした。

このオンラインサロンは女性率が非常に低く、全体の数％しかいません。

主催者の伴貞良さんが「おっさん写真道」と名付けているように、かっちりとした写真を撮る男性が多く集まっています。

私はマニュアル露出で撮影できるようになりたくて「初級クラス」に入り、そのままオンラインサロンに入ったので、「おっさん写真道」に惹かれて入会された中級者の方々とは、ちょっと傾向が違うかもしれません。

ちなみに、YouTubeで「おっさん写真道」というシリーズがアップされているので、それを見ると、どういう雰囲気かおおよそわかると思います。

そこそこカメラ歴がある中級者の男性が、頭打ちしてしまうには共通項があるようで、伴さんがそれを超えさせるべく、オンラインサロンでお題を出して、チャレンジを促すという感じですね。

事前の解説はできるかぎり省き、お題の解釈は自分で考えてアプローチをさせるスタイルです。

「色が主題の写真」で私が撮ったのは、銀座でショーウインドウの中の一部を切り取ったものでした。

マクロレンズは持っていません。

もし持っていれば、ガラス越しではなく、別の被写体を狙うつもりでした。

標準レンズの練習も兼ねて出かけたので、たとえば花を撮っても、花の形が見えると色が主題ではなく、「花」が主題になってしまいます。

街を歩いていてぱっと目に飛び込んできた色が、すべてショーウィンドウでした。

でも、ガラス越しであることと、撮れるアングルに制限があることで、なかなか上手くいきませんでした。

ところがお題の添削では、予想外に高評価をいただくことができました。

カラフルな被写体を撮る人はいても、大胆に色を切り取ったのが私だけだったからのようです。

たぶん「写真は被写体の形が見えるもの」という先入観が、なかったからだと思います。

ガラス越しのせいか、どうしてもボケたような感じになってしまいます。

これはガラスの中に手を突っ込んで、照明の位置を変えたかったですね（笑）

どこから見ても、白い反射が消えないので。

色が目につきましたが、図柄が主題になってしまったので、お題に出さず却下したものです。