2018年の春、いつものようにYoutubeで写真関連の動画を検索していると、伴貞良さんの「カメラを買ったばかりの人に見てほしい動画です。1of 2」が目に留まりました。
これが、ガジェットではなく「『写真』を教えてくれる人」と出会えた瞬間でした。
https://www.youtube.com/watch?v=5TTe9fGZ_H4
前回の記事に書いたように、カメラ好きYouTuberさんの多くは、プロカメラマンYouTuberさんでさえも、ガジェットのレビューが主体で、私にはとても違和感がありました。
「写真を撮る」という本質とは、別物のように思えたからです。
「こういう写真を撮るには、この画角で、F値はこれで」というようなテクニックは、伴さんのチャンネルでは教えていません。
「写真を撮るうえでの考え方や原理原則」を教えていることが、他のYouTuberさんと違うところです。
書籍やネットで調べても足りなかった「何か」が、伴さんのチャンネルにはありました。
それから、伴さんの動画を古い順から見始めました。
一般的にブログや動画では、時を経るにつれて、発信者自身が成長したり、その人を取り巻く環境や考えが変わったりするからです。
今と昔では矛盾していることを、発信したりすることもあります。
時系列で見ていくのは、その変遷を知るために有効です。
繰り返しますが、伴さんの写真の話は、原理原則レベルの話が中心です。
それがすっと頭に入ってきて、「これが私が求めていたものだ!」と素直に受け入れられました。